坂下高等学校「陸上競技部」

 

 

坂下高等学校 陸上競技部 部長 秋山大徳

 後輩が入部してこなかったため、2年生の夏に先輩たちが引退すると、僕たちは3人だけの陸上部になりました。400mH、走高跳、円盤投と種目もバラバラでしたが、お互いに高めあえるとてもいい仲間です。10月の東濃地区新人大会では、3人揃って優勝することができました。春にすでに県大会で優勝している竹内さんは、いつも通りの優勝でしたが、僕と林くんは初めての東濃大会の優勝でした。先生には「竹内さんだけでなく、僕も林くんも東海大会に出場できるような選手になる可能性がある」と言われ、3年生のシーズンに3人で東海大会に出場することが僕たちの目標になりました。


 2年生の冬は、今までで一番厳しい練習を行いました。練習がきつく、精神的に苦しい時期もありましたが、3人で励まし合って乗り切ることができました。自分でも力がついたことを実感していた2月に、新型コロナウイルスで部活動ができなくなりました。先生には、「気持ちを切らさないようにそれぞれで練習をがんばれ」と言われたので、2月、3月と自分たちで家の近くの坂を走ったり、筋力トレーニングをしたりして、最後のシーズンに備えました。4月にインターハイや東海大会の中止が決まった時は本当にショックで、目標を見失いそうになりました。それでも、2人や他校の陸上部の仲間も気持ちを切らしていなかったし、自分でもやっぱりあきらめられないと思い、進路の準備をしながら自主練習を続けることにしました。


 6月に学校が再開され、7月には大会が開催されることになりました。久しぶりの部活動はとても楽しく、とにかく必死で、あっという間に目標にしていた大会がやってきました。まだ、準備不足で不安はありましたが、岐阜県選手権で初めて決勝に進出し、東海選手権の出場権を獲得することができました。残念ながら東海選手権は中止になってしまいましたが、初めての県大会の決勝はとても気持ちが良く、一番の思い出です。岐阜県高校総体では、竹内さんが走高跳で2年連続の優勝、林くんも円盤投で6位に入賞しました。3人で東海大会出場の目標は叶いませんでしたが、最後に自分たちが積み上げてきた力を存分に発揮できました。


 3人で高めあってきた部活動は、自分自身の財産になりました。どんな状況でも前向きに一緒に頑張ってくれた仲間や先生、いつも応援してくれた家族、大変な時期に大会を開催してくださった関係者の皆様に心から感謝しています。ありがとうございました。